TVアニメ『ガンダム Gのレコンギスタ』も2クールの折り返しを越えた師走の寒い日。
皆様、いかがお過ごしでしょうか? ご無沙汰しております。

私は12/28に開催された、第15話『飛べ!トワサンガへ』が先行上映される新宿ピカデリーの「Gのレコンギスタ スペシャル上映イベント」に参加することもなく、ただ寒さに震えながら、着てももらえぬセーター(この記事の文学的表現)を編んでいます。

『Gレコ』が放送開始をしてからというもの、全くブログを更新しておりませんでした。
ひとつは、プライベートな理由でブログを書くような余裕がなくなってしまったため。
そしてもうひとつは、皆さんがすばらしい『Gレコ』記事を書いているので、すっかり満足したためです。
もうこれは作品ともども、フォアグラのような気持ちでレバーを肥え太らせていこうと思い、ぜいたくなロッシーニ風視聴を続けてきたのです。

その気持ちは今も変わっていません。『Gレコ』で書きたいことは放送終わってからでも、また自分のタイミングでゆっくり書こうと思っています。

とはいえ年末恒例1年のまとめ記事の前に、3カ月以上放置したブログを更新もしたいので、『Gレコ』開始後のTwitterでの発言を元にした、小ネタ集をお送りいたします。
ツイートそのままですと読みづらいので、誤字の修正や補足、編集などは多少行っています。

雑多な内容のくせにボリュームだけは多いので、面白そうな箇所だけ読んで頂ければと思います。
面白い箇所は各自の努力と持ち前の明るさでなんとか探してください。
時系列順で並べていきますので、今から見ると少し違和感のある発言やしょうもないネタもありますが、まあこれも一興と記録として残します。あらあらうふふの心でご覧ください。

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2014年10月25日(土)

第5話「敵はキャピタル・アーミィ」まで視聴後


『Gレコ』クンタラ仮面回(第5話)見ました。
天才中尉(クリム)は日常パートも戦闘パートも毎度すばらしいキャラだね。
もうね。ラライヤがファティマ・チャンダナに見えて仕方ない。
おぼったんことダイ・グ・フィルモアは当然クリムが担当するので、そのうち「ラライヤ…やる気満々だな…」と、なるに違いない。
まあそんなこと言えばクンパ大佐がカツラ取ったら、マイケル・ジョーイ・ギラになるんじゃない?という話だけども。

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今回コアファイターで出撃したのは機能紹介と同時に、キャノピー越しにパイロット(ベルリ)の存在をクンタラ仮面に見せるためなのかな?と思って見てたけど、特にそんなことはなかったみたいです。

隣にいるのは、カーヒルか、ベルリか


女王誕生の物語らしく、姫様ことアイーダが圧倒的に未完成な人間として設定されてるのがいいですね。
今はよく泣く子供に過ぎないけど、そうでなくなるときが来る。
女王になることで得られたものと失うものということになるのか。
そのときに隣にいるのが、カーヒルでなく彼を殺したベルリ、というのが因縁というか因果なんでしょう。

カーヒルが存命したままでもアイーダは女王になるだろう。
でも隣にカーヒルがいるのか、それともベルリがいるのかで、どういう女王になるかが多分違う。
2人共がアイーダの隣にいて、という都合のよい世界がありえないのは、ここまでのお話でつくられた因果のとおり。
カーヒルは、ベルリがアイーダに「借り」をつくるためだけの存在ではない気はします。

第5話 最後のアイーダの心情吐露


ガンダム Gのレコンギスタ 第五話感想その2 余剰のある世界の価値 (銀河孤児亭)
http://d.hatena.ne.jp/adenoi_today/20141106/1415287857

 そしてそんな彼女の悔しさは、他の誰とも共有される事は無い。1人になって誰も見えない所で涙を流す彼女の前を、整備兵が特に気付く事もなく通り過ぎる。1人の少女の内的感傷になんて、誰も構ってはいられないのだ。
(このシーンが素晴らしいだけに、個人的には最後の姫様の独白台詞は要らんかったかなーと思う。そんな分かりやすい台詞が無くても、アイーダが泣いてる理由はちゃんと視聴者に分かるのだから)


アイーダの心情吐露シーンは私も同感。演出と画の力を信じて台詞なしで充分だと思います。
そもそもクンパ大佐によるアイーダ脱出見逃しあたりもそうだけど、今作は全体的に親切ですよね。
設定の説明については不親切と感じるかも知れないけれど、物語の段取りに関してはすごく親切。
いわゆる「おはなし」が分からないようにはしていない。

もちろん、クンパ大佐のセリフ「Gセルフが奪われつつあります」の意味が分からない方もいるようです。
設定が分からないのはある意味当然で全く問題ないけれど、「おはなし」とか段取りが分からないのは、今回の場合、御本人の責任ではないかなと個人的には思います。親切すぎるぐらいに思えるほどなので。

2014年10月28日(火)

第6話「強敵、デレンセン!」放送前


『Gレコ』について、こんなにもネットで色んな発言が飛び交っているのは、基本的には幸せだと思うべきなんだろうな。
個人的な状況では『vガンダム』あたりがいちばん寂しかった。それに比べればどんな発言であれ、みながこれほど富野作品について、あれこれ語っているのだから。
あとはフィルタリングの問題なので、何を見るかはそれぞれ選べばいい。

『Gレコ』は4話、5話で次の6話の準備と前フリが整ったと思われるので次回が楽しみで楽しみで。
間違いなく序盤のヤマになると思うし、この辺りも含めて、あとで全体のシリーズ構成がどうだったか検証してみたいな。何度も言うけど、私は連続TVアニメとしての富野アニメがいちばん好きなので。

親方!宇宙(そら)から女の子とロボットが!


頑張るお父さんも出勤がイヤになるという、憂鬱な月曜日(パパイヤ・マンディ)。
でも月曜なら、もしかすると宇宙(そら)から褐色の美少女が墜ちてくるかも知れない。
ラライヤが落ちた月曜日にはそんな応援メッセージが込められてるはずなんだ。
さあドアを開けて、Gセルフと女の子、どちらを拾うかの二択に悩みつつ出勤しよう。

このネーミングの由来はもちろん冗談なんだけど、Gセルフとそこから飛び出した女の子のどちらを拾うのか、というのは少し考えても面白いかも知れない。
作品中では、Gセルフを拾ったのはカーヒルで、ラライヤを拾ったのはデレンセン。
あなたならどうする?


2014年10月29日(水)

月の裏側のスペースコロニー国家「トワサンガ」


ベルリ「宇宙服に驚いてないしラライヤはトワサンガから来たんだよ」

ヒュールルルン、ヒュールルルン……

ノレド「なに?……歌が聞こえる?この特徴的なイントロは、ふたりはプリキュ」
ベルリ「ノレド!ちょっとあれ見な!三つ目がとおる」
ノレド「優れ者ぞと街中騒ぐっていう、あの?」

写楽 保介「和登さんが来たと聞いて」
ベルリ「ワトサンガ?」
<完>



2014年11月02日(日)

第6話「強敵、デレンセン!」の視聴後


※第6話に関しては後日にでもじっくり語りたいのですが、ひとまず、そのベースになるであろう当時のツイートを並べておきます。

『Gレコ』6話見ました。
今回のバックパック装備リフレクターはそういう意味だったか……。
デレンセンが残してくれたエネルギーを人の命を助けるために使ったベルリ。
助けられたクリム・ニックは「無駄死にという選択肢はないんだ」と叫んだが、デレンセンがそうなるかどうかは、今後のベルリ次第だ。

これでエンディングが示すとおり、ベルリは海賊とキャピタル・ガードの大事な大人を、ひとりずつ手ににかけたことになります。
でもあのエンディングでの3人はいい。ベルリが2人の大人の腕を抱えて一緒に歩いてるのがいい。
彼らが先にいるのでも、後ろにいるのでもなく。追うのではなく、背負うでもなく。

ED.jpg

マスクとデレンセンの接触について


個人的には以下のような展開みたいなのはどうかな?と思ったりします。

前回コアファイターで出たことで、クンタラ仮面がGセルフにベルリが乗っていることに気づく
→ 6話でマスクがデレンセンと作戦のため会話するが、パイロットがベルリとは言わない
→ 続きは戦場で! (お互い知らない2人が戦う)

なぜならマスクとデレンセンがからめるとしたら、タイミングはここしかないので。

第6話「強敵、デレンセン!」の視聴後


正直に言えば、段取り的にもう少し何とかならないだろうかと思う所もありました。
個人的に見たかった方向性は、海賊叩きを優先したいアーミーと、あくまで救出を再優先にするデレンセンみたいな感じだったりしました。
今回はミノフスキー粒子がふんだんに使用されていますが、そんな戦闘中でも救出のため敵方から情報を得ようと迫るデレンセンと、それを恐怖に感じ必死に抵抗するベルリとか。

『Gレコ』は2クールじゃなければ……と思うことが多いですねやはり。
2クールしかないと、シリーズ上必要な重要な回しか出来ないよ。どうでもいい回がいるよ。
シリーズ構成上は無くてもいいが、シリーズを豊かにする回が。
これ以上の作業量は監督ひとりで出来ない。でも、分担してでもいいので、やはり4クール欲しい。

2014年11月04日(火)

『Gレコ』を見ようとした普通の人の話


『Gレコ』の放送開始を忘れた友人に、とにかく途中からでも見て!と言っておいたんだけど、初見が第6話になったらしい。最初に見たのがそれか。
その後、友人から長文のメールが来た。5話まで見てないので色々分からないのは当然としても、色々おかしいんじゃないか、という内容。特に主人公ベルリが分からないみたい。

友人はいきなり見た『Gレコ』第6話に色々ともやもやしているようだ。
少なくとも面白いと絶賛するような感じではなく疑問点、不満点がたくさん書いてある。
でも私はニヤニヤしながらメールを読んでしまったよ。
アニメ見る習慣の無い人間が、1話だけ見てここまで長文のメールを送ってくるのは面白い。

友人に「『Gレコ』は面白いんだよ」と言葉であれこれ言うのはたやすいが、面白いと言わせるのは作品自体であるべきだし、面白いと言うのは私ではなく友人自身であるべき。
まあどうなるにせよ、後で色々話が出来るような材料だけ置いておくことにしよう。
特に説得する気はないので、友人がどんな反応をするのか観察者に徹してみようか。

とりあえず後日、私が録画した第1~5話を見せることにした。それで第1話から、いきなり見てしまった第6話までがつながる。そのときに友人がどう思うか。で、そのときに彼がもう一度改めて、第6話を知りたいと思ったときのためにブログを書いておこう。記事を書くモチベーションにさせてもらう。

※友人には第1~5話の録画を見てもらい、その後も『Gレコ』を楽しんでくれているようです。
※友人のため、ブログを書くと誓ってたんだなあ。このときは。(みつを)

2014年11月09日(日)

第7話「マスク部隊の強襲」視聴後


『Gレコ』7話を見たけど、エンディングを見てのとおり、クリムは「つかめプライド」の人で、クンタラ仮面は「つかめサクセス」の人なんだね。

success.jpg

2014年11月12日(水)

スペース☆クンタラ


被差別階級クンタラは、宇宙世紀末期に文明が衰退し疲弊したときに「食料」になった人たち。
この設定、ショッキングさが目立ってしまうけれど、このルールが発生したのが宇宙空間だと考えれば、ああ確かにありえるかもなあ、と思わないでもない。

コロニーや宇宙船など密閉空間で文明衰退による不備による食糧危機が発生した時に、全滅だけは避けるためにもう人を食べない限り生きられないという状態があれば、誰が食べられ、誰が生き残るかということがルール化されるかも知れない。
もちろん、そのリストへの追加や順番に、権力や経済力が関与するかも知れないが。

表向きのルールは、生きているうちに「死んだら皆の食料になること」に全員が同意する、みたいな一見、共同体の平等ルールに見えても、先に死ぬ人間が色々な意味で弱い人間であり、生き残る人間が強い力を持っていれば、事実上それは食料と捕食者の関係にしかならないかも知れない。

地球でも、それこそ難破して救命ボートに10名が乗っている状況などでは、「誰かを食料にしたり、誰かの食料になったり」というのは起こりうるかも知れない。それでも一応は海中には魚がいて、空には鳥が飛ぶ。空気はあるし、雨も降ってくる。
宇宙にはそういう可能性自体がない。食べられるものは自然に存在しない。
ただの差別というよりは、宇宙発のルールと考えてみても面白いかも知れない。

スキかキライか、答えシンプル


スコード教法皇のフルネームは、ゲル・トリメデストス・ナグ。
これ見たらどうしてもトリスメギストスを連想してしまうね。
そうなると、ヘルメス・トリスメギストスまで連想するので「ヘルメス」というワードにぶつかることはぶつかる。

『Gレコ』で瑣末なところから設定の深読みしても仕方ないので、単なるネーミングの元ネタ程度のことでしょう。
でも錬金術と関係が深かったり、トリスメギストス(三重に偉大)というのから、Gセルフパイロットが3人であったり、3人が同時にコクピットに入ったときがあったなあとか考えると、こじつけ遊びができないこともない。

地球で採掘、精製できないフォトンバッテリーはある意味、錬金術ではあるんでしょうね。
それが宇宙からのエネルギーを受け取るキャピタルを神聖視するスコード教の法皇の名前の元ネタかも知れない、というのは面白いことは面白い。

あとスコード教といえば、以前ネタで「スコード」を「サンライズコード(Sコード)」とか言ったりしてたんですが、レイハントンコードもあるんで、Sコードもなんかあってもいいのかもね。サンライズコードに従って、世界はコントロールされる。

ということで、教皇ゲル・スキトキメキトキス・ナグさんがどういうキャラクターなのかは、心ウキウキでもさりげなく、今後を楽しみにしておくことにしましょう。
しかし毎週、富野アニメが見れる喜びで、いくつになっても恋した人のプリティベイビーですよ。毎日キルミー、いつでもフルタイム。四六時中殺されとるやないか。



2014年11月16日(日)

第8話「父と母とマスクと」視聴後


マニィ「ルインは……マスク!」
衝撃の展開。なんとマスク大尉はマスクだった!
男には、例えバレバレだと分かっていてもマスクをかぶらなければならない時がある。
それを悟ったマニィもマスクと一緒に出撃し、まにい いんざ すかいとなる日も近いのかも知れない。



わ、間違えた。マスク大尉はマスクだった!……って意味不明だな。
でも、これはこれで間違ってない気もするのでいいか。
マスク大尉はマスク!

2014年11月19日(水)

「マスク&マニィ 愛の劇場」が見たい


マスクに駆け寄るマニィ。

マニィ「大尉!」
マスク「何か?」
マニィ「大尉は好きな女性はいらっしゃるのですか?」
マスク「な!?……(平静を取り戻して)今の私にはやらねばならぬ大事がある」
(悲しい顔で)マニィ「では、おられないので?」
マスク「……いる」
(ぱっと顔を輝かせて)マニィ「本当ですか?」
マスク「……この仮面に誓おう」

満足げにひとりうなづくマニィを見つめるマスク。

マスク「……貴様はどうか?」
マニィ「は?」
マスク「好きな異性がいるのかと訊いている」
(敬礼しながら)マニィ「おります!ルイン・リーであります!」
マスク「ほう?どのくらい好きか?」
マニィ「君が好きだと叫びたいほどであります!」
マスク「よし、では叫べ!私が許可する」
マニィ「はいっ!」

戦艦の甲板上。大海原に向かって叫ぶマニィと、「もっと!まだいける!」と煽るマスク。

そんな二人を遠くから眺める、マスク部隊の面々

マスク部隊「なにあれ?」「さあ?」

2014年11月30日(日)

10話「テリトリィ脱出」視聴後


噂に違わず面白い。見栄の切り方が面白いね。あれが絵コンテ・演出、荒木哲郎さんの味なのかな。

Gセルフとアルケイン、今回は不良にからまれて足をくじいた彼女を助けて、月夜のおんぶデートですか。
お嬢様だから街に1人で出るのは危ないと、執事(艦長)が言ってたにも関わらず、ひとりで電車乗れますと出かけるお嬢。
そして、おんぶするために破かれる、アルケインのスカート。
さしずめハッパさんは行きつけのバイクショップの店長というところか。

やっぱり『Gレコ』分からないと言ってる人は、自分で分からなくしてるとしか思えない。

それにしても女の子ロボットがこれ程、有効活用されるとは。

前にも言ったことがありますが、私にとって富野アニメは、リアルロボットアニメとかではなく、ドラマティックロボアニメ。ドラマチックロマンティックRPGです。
モビルスーツも、私はガンプラやミリタリー的な興味が全く無いので、兵器の前にドラマを構成するキャラクター。その意味でアルケインはデザインだけでなく良いね。Gダイアナンだね。

これまでのガンダムシリーズでは、巨大モビルアーマーに精神的に不安定な少女を乗せる、みたいなことが多かったので、兵器と搭乗者のイメージの一致、という意味では割と珍しい気もします。こういうストレートなことあんまりしないよね。
でも今回はデザインもそうだし、戦場での扱いも、演出もきちんと姫ロボにしてるね。子供にも分かりやすそうです。

あと今回ベッカーがメガファウナに対してしたことは、私はデレンセンに求めていたんですよね。ああいうアプローチを。というような話を、第6話記事を書くときには入れておきたいです。
でもベルリのミステイクに対する免罪という意味では、あのデレンセンにするしかなかったとも思うし。

※これに関しては、第6話の記事を書くときに詳しく。できたらいいな。

六畳コクピットの侵略者!?



モビルスーツのコクピットは高いところにあるステージ(舞台)だったり、乗り物として芝居する空間でもあったりしたけど、『Gレコ』でトイレついたことで生活空間の部屋みたいなニュアンスも増しましたね。Gセルフのコクピットはベルリの部屋で、そこに女の子3人が同時に来るラブコメ空間です。

ベルリ「拝啓、母さん。新しい部屋への引っ越しは無事に終わりました。ただ、僕の部屋と全く同じカギを、知らない美少女2人が持ってるなんて……」
アイーダ「あの部屋はもともと私の使ってた部屋です」
ラライヤ「G!」
ノレド「なんなのこれ。ベルリ説明して」

なので、ベルリが今後、アルケインのコクピット(女の子のプライベートルーム)に入ることができるか、入って何をするのか、我々は刮目して待たねばなりません。
またはベルリの部屋(コクピット)に、女の子たちが再び訪れることもあるでしょう。
自室なので、女の子が来てもトイレ使うこともあるわけですが、今度は何か別のことしたいですよね。

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2014年12月02日(火)

太平の眠りを覚ます黒歴史


『Gレコ』『∀ガンダム』は幕末。というツイートを目にした。
そういう意味でいくと『ダンバイン』も、ショット・ウェポン招いてみれば文明開化の音がするので幕末。
停滞した世界に外部から来訪者が来て大きく状況が動き、価値観が変わる瞬間は格好のドラマになるので、すべて幕末ともいえる。
なので今現在を、ドラマが作られる瞬間にしたい人は現実でも「維新」とか言い出したりしますね。

では『Gレコ』『∀ガンダム』『ダンバイン』を幕末に例えるのに意味がないかといえば、もちろんそんなことはない。
個人的には、以蔵さん(@kuronokuru1985 )のこのツイートには、大きな感銘を受けました。


これを自分の中で、何とか血肉にしたいけど、今の私には無理だな。力不足だ。

2014年12月07日(日)

『Gレコ』全体のシリーズ構成について




『Gレコ』のシリーズ構成は私も少し前から気になっていました。
個人的には『キングゲイナー』方式の終わり方をするのかも知れない、とも思っています。
『Gレコ』という作品として物語はきちんと終わっているけれど、リギルドセンチュリーの話は色々作れるよ。なんなら、あと2クールでも、というような。

物語を中途半端で終える、という意味ではもちろんありません。
『キングゲイナー』はちゃんと終わっています。
でも富野監督は反応次第でシリーズの長さを調整できるよう想定だけはする人です。
『Gレコ』も私はそういう姿勢で臨んでいると、これは放送前から思っています。
実際にどうなるのかとは別問題として。

あとこれは以前、kaito2198さんが記事を書いていらっしゃったと思うんだけど、ガンダムの世界自体を創造するというか、ガンダムの枠を広げることは、世界をデザインできる富野監督だからこそ出来ることでもあります。
リギルドセンチュリーはそういう意味で、征服しがいのある広大な「新世界」かも知れないね。

もちろん住み慣れた世界に留まっても構わない。
バンダイからも旧世界向けの作品は常に供給されるし、そちらの世界が続くことに価値がないわけではない。
ただ、新大陸が発見されて、そこがとても魅力的であることが分かったわけだから、世界地図が広がったことを大いに喜んで新世界へ渡るのもいいよね。

私は『ザブングル』でいちばん好きなのが、物語の舞台である「惑星ゾラ」という人間なので、新しい世界、しかもまだ10話程度、全体でも2クール分しか手がつけられていないリギルドセンチュリー世界にこそ価値を感じます。
しかも、この世界は旧世界の歴史年表と何にも関係がない。
若い世代の冒険者たちも旧世界での過去をあれこれを気にする必要のない、自由な世界だ。
『Gレコ』を終えただけで世界を閉じてしまうのは、もったいなさすぎると感じます。

『Gレコ』世界でヨーロッパを指すゴンドワン(旧世界)。
作中にも話には出てきますが、ゴンドワン自体の描写はされず、スポットが当たることもありません。
旧世界とのつながりと関わりは一応あるのですが、画面に映すのは、見渡す限りの新世界(アメリア大陸)とその上にある宇宙だけです。

というのを、新しいガンダムシリーズとなった『Gのレコンギスタ』の立ち位置と役割を踏まえて考えてみても面白いかも知れない。ゴンドワンと関係はあるが、関係ないのです。




ということで、時系列小ネタ集でお送りいたしました。
誠に勝手ながら、豪華で多彩なゲストをお招きして、そのお力も借りました。

『Gレコ』は2クールの折り返しはもう過ぎてしまったとはいえ、まだまだ続きます。
この先も、ひとりのファンとして物語の行方を見守ります。
見なければ何もわからない。

そしてそのあとに、『Gレコ』について書きたいことを記事としてまとめていけたらいいですね。
(他人事のように語り、自分を背水に追い込まないスタイル)

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