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僕はテレビゲームで遊ぶのが好きだが、ゲームについてあれこれ考えるのも同じぐらい好きだ。

で、当時(7年前ぐらい?)友人達と考えていた。
「なぜゲームの中で俺達(プレイヤー)はかっこよくできないのか?」
ゲームでは、プレイヤーは大抵「勇者」や「統治者」や「モテモテ高校生」や「最新鋭戦闘機」などの主人公になります。
しかしゲーム世界の物語では主人公でありながら、どうもカッコよくない。

(1)すぐ死ぬ。戦い方自体がかっこよくない。
アクションやシューティングなどの場合。
死=ゲームオーバーなわけですが、ゲームの下手な私たちは無様な姿を見せながら、すぐにかっこ悪く死んでしまいます。
ゲームでは、クリアーできる一部の上手な人だけがハッピーなエンディングで「英雄」となれるのです。

(2)シナリオが分かってない主人公
RPGなど。物語性の高いゲームの場合。
物語は、ゲームに用意されたシナリオに沿って進み、プレーヤーはその物語の主人公をやれ、と言われますが、なにせ演じる俳優(プレーヤー)がこのゲーム自体について分かってないから右往左往。その結果、ドラクエ4のデスピサロを二軍メンバー+ドランだけで倒してしまうという、みっともない事が起こる。

誰もがカッコよくプレイできるゲームというのは無いものか?
誰もが物語の中で真の意味での主人公になれるゲームはないものか?

そう思って、いい方法ないかな、と考えたのが、以下のゲームアイデアです。企画にするほど固めてないし、あくまでアイデア、ネタのレベルです。それを紹介します。

本当はどんなネタでもいいんですが、説明しやすいやつにしましょう。
ジャンルはミステリ。コナン君や金田一少年のような、推理ゲームです。
どうせ妄想で形がないわけですから、皆さんの想像しやすいようなベタベタなやつにしましょう。

■ゲームの基本設定

・推理ミステリー(アドベンチャーゲームっぽいのを想像してくれてもいいです)
・冬の山荘に10人の男女が閉じ込められて連続殺人発生。のような感じのやつ。
・主人公=その山荘に閉じ込められた一人。
高校生とか大学生とか大人とか。探偵役をやる。
・タイトルは「なんとか伝説殺人事件」みたいな。

■ゲーム目的

・プレイヤーは、山荘に閉じ込められた一人となって、殺人事件を解決するため行動する。

上記のかんたんな設定と、プレイヤーキャラと、ゲーム目的があった場合、従来のゲームだと以下のような感じになりますよね。

■従来の推理ミステリーゲーム

・アドベンチャーゲーム。
・屋敷の中を歩き回って手がかりを探したり、色んな人に話を聞いたりして、解決の糸口を探す。
・捜査が進行してくると、シナリオに従って有力な容疑者が何人か死ぬ。
・最終的に、捜査材料、情報などから真犯人を割り出す。
・みんなをホールに集めて、犯人発表会
・泣き崩れる犯人。13年前の因縁に由来する悲しい復讐劇。
・手錠をかけられ去る犯人。
・聖母(マドンナ)達のララバイ。

といった感じに進むのが、想像できるはずです。

でも、同じ設定、プレイヤーキャラ、ゲーム目的で、全く違うゲームがつくれないかな?と考えました。カッコよく主人公が体験できるゲームとして。

■考えたゲーム

・ゲームスタイル未定(アドベンチャーみたいなやつでもいいです)
・プレイヤーは主人公なので、ホールに人を集めて「犯人はこの中にいます!」と言うことができます。
・で、選択肢が出る。この場にいる人物名リストを表示。
・一人の名前を選ぶ。
・犯人決定。
・聖母(マドンナ)達のララバイ。

というゲームです。

要するに、最後の場面で主人公が「こいつが犯人」といった相手が、事件の真犯人になります。
・誰選んでもいいです。適当に選んでもその人が犯人です。
・もし一緒に行った幼なじみの女の子の名前を選んだら、幼なじみが犯人です。

なぜ、そんなことで犯人が決まるかというと、主人公だからです。
ミステリの主人公が、そういう場で告げる犯人の名前は、絶対に犯人で間違いないからです。
ですから、犯人が分からなくて迷宮入りという事はありえません。

この物語世界において無敵の力を、「主人公力(しゅじんこうぢから)」とでも呼びましょう。

プレイヤーは主人公力を駆使して、ゲームをクリアーすることになります。
そういうゲームです。

■ゲームの特徴

「犯人を主人公が言い当てる」ではなく、「主人公が指名した相手が犯人になる」ゲームです。

犯人になったキャラクターは、とぼけたり、泣き崩れたり、開き直ったり、キレたり、別の人格が現れたり、キャラクターによって違うリアクションを見せながら、よくありがちな○年前の復讐とか、竜神沼伝説とかを語ってくれます。

従来のミステリアドベンチャーが、ミステリ小説と同じで、1度犯人が分かってしまうと価値が半減するのと違い、犯人を誰にするのかによって、さまざまな展開を楽しめます。

ですから自然と

▼従来のミステリゲーム 
プレイ時間:長い
リピート性:低い

▼このゲーム
プレイ時間:短い
リピート性:高い

と、同じ設定ながらゲームスタイルは全く違うものになると言えますね。

■ゲーム内容

このゲーム、面白そうなんですが、どうやっても犯人を間違えないのだとすると、ゲームの真っ最中で、プレーヤーは何をすればいいんでしょうか?

どうも、しつこく屋敷中を歩き回って手がかりを探すという無意味なことはしなくてよさそうです。

じゃあ何をするゲームなのか?いくつかアプローチがあると思いますが、僕が考えるにこれは「誰が死ぬかをコントロールするゲーム」です。

連続殺人なので、だんだんと人が減っていきます。
ただし、誰が死ぬかはプレイヤーは主人公力である程度コントロールできます。

幼なじみの女の子や、女性、子供は死なせたくない。という人もいるでしょうし、最後に指名したい犯人(=プレイヤーが、こいつあやしいなあ、と思ってる人物)は、残しておく必要があります。
つまり最後のホールに集まるメンバーの選択こそが主人公の仕事です。
殺人事件モノでは重要と思われる「途中で死ぬ人」が実は一番どうでもいいのです。

具体的には、ここも物語セオリーである主人公力を使いましょう。
・幼なじみに常に自分と一緒に行動させる。→そうしてる限りは死なない。
・山荘の周囲の見回り。2つのグループに分ける。→主人公が入っていないグループが襲われる。
・幼なじみ(や女性)が一人でシャワー。→ほっとくと死ぬ。
・主人公が襲われても死なないので、あえて自分を襲わせることで他の人物を助ける。
・部屋割りであてがわれた部屋を、今晩だけ誰かと替わる→その人が死ぬ。
・殺人予告メッセージを見つけてしまう→その人が死ぬ。(見つけなければ、死なずに済んだのにね)

こんな感じでしょうか。どれもお約束ですね。

どうでもいい人達を殺したり、シナリオ中で犯人説が高まった人を殺したり(捜査は振り出しに戻る)。
状況によっては、犯人(にしたい人)の命を間接的に救うこともあるだろう。

こうして誰が死ぬかをコントロールしつつ、最後のホールの場面を迎えるのがゲームの真の目的です。

■まとめ

これは要するに、物語のセオリー(お約束)をパーツレベルに分解して、それをプレイヤーが使うことで物語を再構築するゲームです。
だから、ミステリや火サスを全く見ない人にはあまり面白さが分からないかも知れない。
でも遊ぶ人が遊べば、ちゃんとそれっぽい人が死んでいった上で、さらに有力な容疑者も死に、誰が犯人か疑心暗鬼になった上で、意外な犯人を指名して楽しんでくれるかも知れない。

ちゃんとルール化、システム化をしてないので、ゲームの形にはなっていませんが、コンセプトアイデアとしては分かっていただけたでしょうか?

僕は当時、友人達との話し合いの中から、こういったいくつかゲームアイデアが出てきたことによって、自分がゲームでやってみたいことが、以下の2つなんだと分かった。
(1)物語を分解して、目に見える形でルール化、システム化する
(2)分解された物語をプレイヤーの手で再構成させる。

つまり、形の見えない「物語」という曖昧なものを、目に見える形でゲーム化し、僕達(プレーヤー^)が触れるようにするのだ。

この話、続きます。
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