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「幼年期の終わり」は、アーサー・C・クラークのSF小説。かくあるごとにタイトルを耳にする古典的名作ですが、最近になってやっと読みました。

お話は世界の主要都市の上空に超巨大宇宙船がやってくるところから始まります。このイメージは映画インディペンデンスデイですね。

やってきた宇宙人は地球とケタ違いの科学力を持っており、地球上空に留まったまま、地球を統治する彼らは上帝(オーバーロード)と呼ばれた。

侵略ではなく統治。それはまるで父親が子供に接するがごとく。
人間同士では永遠に解決できない戦争を始め諸問題もオーバーロードという天の父の介入により一瞬で解決し、人々に幸せが訪れた。

しかし疑問が二つ。オーバーロードの目的は何なのか?
そしてもう一つ。全く姿を見せないオーバーロードとはどのような人々なのか?
という小説です。
ここから二つの疑問のネタばらしするけど、それはオチでも何でも無く、むしろ始まりと言っていい。

オーバーロードの目的。それは人類をより高次元に進化した存在に導くこと。
タイトルの幼年期の終わりとは、人類自体の幼年期が終わりに来ていることを指す。

オーバーロードは50年以上、姿を見せずに時期を待った。
そしてついに見せたその姿は、短い角、コウモリのような翼、トゲのある尻尾。それは人類が〈悪魔〉として思い浮かべるイメージそのものだった。

幼年期と決別させられる人類とそれを導く悪魔の姿をしたオーバーロード。それぞれの悲哀。
これだけでもう面白そうですよね。そそりますよね。

あと面白いのは後世の作品に与えた影響の大きさ。
今さら読んだからこそ色々な作品への影響を感じ取れて大変興味深い。

映画もそうだが、ガンダムのニュータイプなんかにも影響を与えてるんだろうな。逆襲のシャアで、シャアがアムロに「愚民どもに今すぐ叡知を授けて見せろ!」
と人類全体がニュータイプに覚醒しない絶望を叫ぶが、ガンダムの世界にオーバーロードはいないからな。
(シャアのこのセリフを受けてアムロの「貴様を殺ってからそうさせてもらう!」と続いて、逆シャアきっての名ゼリフであるクェスの「アムロ、あんたちょっとセコいよ」へつながります。)

もう一つ。幼年期の終わりの影響を感じる作品は、ファイブスター物語なんですが、それは次回の記事で。
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