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EURO2008は、無敵艦隊スペインの優勝で堂々の完結です。
アラゴネス監督の次回作にご期待下さい!

決勝の前に(感想を書いてない)準決勝からスペインの戦いを振り返ってみましょう。

準決勝
■ロシア 0-3 スペイン

終わってみればスペインの圧勝でした。
試合から日にちが立っているので、記憶が薄れかけているのですが、その中でもいまだ印象に残っていることを。

・イタリア戦で抑え気味だったセルヒオ・ラモスも積極的に上がる。やはり上がってこそラモス。
・セナすばらしい。イタリア戦も(この後の決勝も)すばらしかった。開催前「アルベルダいるんじゃない?」と言ってごめん。めんごめんご。
・ビジャがケガなんて!息子は!息子は決勝には出れるんですか先生!(出れませんでした)
・代わりにセスクが入って「クアトロ・フゴーネス(4人の創造者)」の4-1-4-1へ移行。
・先取点取った後のスペインは無敵だな。パスワークの高さが最大限に発揮される。
・1-0でリードの展開で、早々と3枚のカードを全て切るアラゴネス。ここは後述しよう。
・セスクのダイレクト浮きスルーからグイサが追加点。采配的中。グイサはいい顔をしてるなあ。
・最後にイニエスタからシルバがとどめ。シュートの意識が強かったのに入ってなかったシルバなのでこれはうれしい。

前半はロシアも何とか耐えましたが、先取点を取られて全てが終わった感じですね。
やっぱりチーム地力として、先制されて2-1に逆転する力はないのは確か。オランダ戦のように先取点を取ることこそが勝利の絶対条件だったように思います。

スペインはアラゴネスの交代策のみ語りましょう。

34分 ビジャOUT→セスクIN
69分 シャビOUT→シャビ・アロンソIN
68分 トーレスOUT→グイサIN

セスク投入はビジャのケガのため当然の処置。問題は1-0で迎えた69分に2枚のカードを切ったところです。
1トップで疲労したトーレスを代えるのは分かるのですが、シャビも代えて2つの交代枠を全て使い切るとは。
残り20分あるので同点に追いつかれたら延長→PK戦も考えられます。延長にフレッシュな選手を投入できないし、GKにアクシデントがあっても対処のしようがない。
負けてる側ならなりふりかまわぬ交代策もやむなしですが、リードしてる方が3枚目の「保険」を捨てるのはあまり無いことです。
この交代はね、もう論理的に考えても説明がつけられない。論理的に説明がつかないことをやって成功させた時、それを「マジック」というんじゃないかな。
「マジック」といえば、ヒディングの代名詞だけど、ヒディングのストーリー(と言うのがふさわしい)は論理的に納得できることが多い。
でもアラゴネスのこの交代は分からない。少なくとも私には分からない。
結果的に成功したので、その理由は後付けで色々つけられるけど、あからさまにリスクがあったギャンブルだった。勝負勘が働いたとしか思えない。

しかしリスクを背負ったギャンブルが成功するのを見るのは何とも快感だ。
世界はそれを「マジック」と呼ぶんだぜ。(サンボマスター)



決勝
■ドイツ0-1スペイン

そして決勝。「勝ったことない無敵艦隊」の汚名を返上しましたね。

・ビジャがいないので、スペインは「クアトロ・フゴーネス(4人の創造者)」の4-1-4-1。
・セルヒオ・ラモスはこの試合もすばらしい運動量。やはり高い位置にいないと面白くない。
・セナも同じくすばらしい。そりゃアランとプロストも謝るわ。ほんとごめんなさい。
・トーレスは速いな。元々ドイツのセンターバックコンビはスピードに難があるので、試合を通じて、てんてこまいマイマインド。
・得点シーンはそのセンターバックではなくラームも振り切って。すてき。抱いて!生んでやる!生みまくってやる!あなたを殺して私も死ぬ!
・この日もアラゴネスは、リードしてるのに、シャビとシルバ下げて、トーレス下げてグイサ投入。3つの交代枠を使い切る。分からん。分かった。この爺さんこういう人なんだ。
・投入したシャビ・アロンソ、カソルラ、グイサは効果的に効いてました。シャビ・アロンソは途中交代ばかりだけど全て良かった。
・80分すぎ、カソルラのすばらしいクロスからグイサはヘッドで折り返しを選択。しかしセナは惜しくも間に合わない。
・グイサは自分で決めれたかも知れないけど、ここでセナが決めたら、影のMVPが最後を締めるいい展開になったろう。グイサあんたええ人や。
・それにしてもスペインのディフェンスがこんなにゆるくないのは初めて見たような。プジョルのアンドレ(ザ・ジャイアント)ぶりも頼もしい。後半になって汗だくになるとアンドレカンドレ感が増すよね

ということでスペインの優勝です。44年ぶりとのこと。

アラゴネス爺はこのまま死ぬんじゃないでしょうか。それほど神がかってました。

優勝の瞬間。ベンチから飛び出す選手達。しかしなぜかアラゴネス監督は腕組みして座ったまま動かない。横にいるコーチも感極まって監督と握手しようとするが、なぜか腕組みのまま手を差し出さないアラゴネス。
「優勝ですよ監督!交代枠を使い切った時はどうなるかと思いましたが、やりましたね監督!………監督?…監督?…か、か、監督ー!」(バリバリバリバリ、バリバリロケンロール)

一方のドイツは最後まで何かやってくるような国ですが、この試合に限っては何かが起きる予感が全くしませんでした。スペインは最後まで前線からのプレスも効いて、苦し紛れのパワープレイすらさせませんでしたね。

シュバインシュタイガーも決勝ではダメでしたね。
必殺のシュバインシュタイガーショットも不発。
「喰らえスペイン、これが俺のネオシュバインシュタイガーショットだーっ!」
「あーっと、キーパーカシージャス君、軽々とワンハンドキャーッチ!」
「な、なにィーッ!」
あれですよ。きっとユニフォームの袖をまくってなかったからダメだったんですよ。

守備的なリスクはあっても何かやってくれるかも知れない(そしてトルコ戦で実際やってくれた)ラームを早々と下げてしまったレーブ監督の采配は、そういう意味ではアラゴネスと正反対でした。
でもアラゴネス爺が名将でレーブ監督がそうじゃない、とか単純にそういう問題でもないよね多分。でも結果を出したのはアラゴネス。結果論なんだよ。結果論は正義で結果イズパワーなんだもん。爺はやることなすことうまくいって結果出したんだから仕方ないよね。

スペインの何がいいって、2010年のワールドカップもこのままいけることですよ。
「クアトロ・フゴーネス」を中心に、トーレス、ビジャ、セルヒオ・ラモス、カシージャス。みんなまだまだ若い。
ユーロで終わりじゃない。夢はまだまだ続く。
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大会MVPは

 シャビでしたが、ワタシは断然、セナかと思ってます。中盤の底で守備、カバーリング、ミドルでアクセント付けたりと素晴らしかったですね。

Re: 大会MVPは

2008の記事にコメントありがとうございます。
さすがに記憶も薄れてきましたが、本文にも書いたようにセナは影のMVPでしたね。

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